夏と冬で気温差の激しい日本では、空調設備は欠かせないものとなっています。
そのため、ルームエアコンがほとんどの住宅に取り付けられていますよね。
その他にも全館空調といった選択肢もあるのですが、その存在はあまり知られていません。
そこで今回は、注文住宅における全館空調を導入するメリットについてご紹介します。

□全館空調のメリット

全館空調のメリットとしては、まずヒートショック対策になることが挙げられます。
ヒートショックとは急激な温度変化により、身体の血圧が急激に上がったり下がったりする現象のことを指します。
この現象は心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまう恐れもあるため、高齢者は特に注意が必要です。

ただ、全館空調を導入すれば、建物内の温度を全て一定に保てます。
そのため、通常の住宅であるような暖房をつけている部屋だけが暖かく、廊下は寒いといったようなことがありません。
つまり、部屋ごとの温度差がなくなるため、ヒートショックのリスクを軽減させることに繋がるでしょう。

次のメリットとしては、見た目がすっきりすることが挙げられます。
全館空調は一般的なルームエアコンとは異なった、空調室を設けその部屋に設置するタイプが存在します。
オシャレな見た目にこだわる方は、空調機器で見た目を損ねることが少なくなるためおすすめといえるでしょう。

また、全館空調であれば室外機の数も通常のルームエアコンを設置するよりも少なく済むことが多いため、外観にこだわりのある方にもおすすめです。

□全館空調のデメリット

先ほどは全館空調のメリットをご紹介しましたが、デメリットも存在します。
そこで、ここではデメリットとその対策についてご紹介します。

まず、全館空調のデメリットとしてはメンテナンスが面倒であることがよく挙げられます。
確かに、全館空調は稼働させることが多いため、メンテナンスの回数は多くなる可能性があります。

ただ、全館空調の手入れは通常のルームエアコンと特に変わりません。
基本的なメンテナンスはフィルターを取り外して、フィルターに付着したホコリを取り除くだけです。
そのため、想像されているよりもメンテナンスは簡単に済むことが多いといえるでしょう。

次に故障すると全ての部屋に影響がでてしまうことが挙げられます。
全館空調は全ての部屋の空調をシステムで一括管理するため、システム自体が故障してしまうと全体の空調が動かなくなってしまう恐れがあります。
それゆえに、故障が発覚したらすぐに修理を依頼するようにしましょう。

□まとめ

今回は、注文住宅における全館空調を導入するメリットについてご紹介しました。
今回ご紹介したように、全館空調にはさまざまなメリットが存在します。
注文住宅を建てられる際は、ぜひ全館空調の導入を検討してみてください。
本記事が四日市で注文住宅の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。