「持ち家と賃貸の良い点をそれぞれ知りたい」
このようにお考えの方は多いですよね。
そこで今回は、持ち家と賃貸の良い点についてそれぞれ解説します。
具体例を使ってシミュレーションをするほか、どちらが向いているか決めるコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。

□賃貸か持ち家か?それぞれの良い点をご紹介します!

ここからは、持ち家と賃貸の良い点についてそれぞれご紹介します。

まずは、持ち家の良い点からご紹介します。
1つ目は、資産になることです。
これはとても魅力的ですよね。

2つ目は、リフォームや建て替えが自由なことです。
予算が許す限りなんでも思い通りです。

3つ目は、団体信用生命保険に加入できることです。
契約者に万が一のことがあっても、住宅ローンの心配がいらなくなります。

4つ目は、住宅ローンを完済したら負担が軽減されることです。
安心して老後の生活を送れるでしょう。

次に、賃貸の良い点をご紹介します。
1つ目は、気軽に住み替えできることです。
ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

2つ目は、メンテナンスの心配がいらないことです。
管理会社やオーナーが対応してくれます。

3つ目は、固定資産税や都市計画税などの税金を支払わなくて良いことです。
これも嬉しいポイントですね。

□持ち家と賃貸ではどちらがお得?シミュレーションで比較します!

ここからは、どちらがお得なのかシミュレーションで比較します。

30歳の男性と妻、子ども1人の、3人で暮らしている家族の場合で考えていきましょう。
世帯年収は800万円、物件はファミリータイプの2DKか2LDK程度、エリアは荒川区や足立区、葛飾区などの東京周辺区域や、東京周辺の県で考えていきます。
その区域の物件の賃料を月に15万円くらいに設定し、50年以上生活すると考えて支払う金額を比較していきましょう。

まずは、賃貸マンションの場合です。
賃料だけでなく、入居するときに敷金や礼金、仲介手数料などが発生します。
それらをあわせて賃料の3か月分支払うこととし、2年ごとに契約更新料として賃料の1か月分を支払うこととします。
その場合、以下の計算式により、支払う金額の合計は9405万円です。

・初期費用

(敷金、礼金、仲介手数料:賃料3か月分)+賃料1か月分
=(15万円×3)+15万円
=60万円

・賃料

1年目の家賃:
11か月×15万円=165万円

49年払い続けた場合:
12か月×49年=588か月
588か月×15万円=8820万円
165万円+8820万円=8985万円

・契約更新料

2年おきの更新なので24回支払う
24回×15万円=360万円

・総額

=初期費用+賃料+契約更新料
=60万円+165万円+8820万円+360万円
=9405万円

次に、戸建て住宅の場合です。
土地付き4000万円の建売戸建て住宅を購入すると考えましょう。
頭金のほか、住宅ローンの借り入れや登記にさまざまな費用がかかります。
さらに、住宅ローンをはじめ、固定資産税や都市計画税などの税金、建物の修繕費などもかかってくるでしょう。

複雑で難しい計算についての説明は省きますが、以下の計算式により、初期費用や住宅ローン、入居後に必要な費用をあわせた金額は約6180万円です。

初期費用:

・頭金 400万円
・諸費用 4000万円×0.07=280万円
400万円+280万円=680万円

住宅ローン支払い:

住宅購入残金は3600万円で、金利が1.4パーセントとします。
また、支払期間が35年で住宅ローン控除 366万円を考慮すると、月々の支払金額10万8471円になります。

・総支払額
=月々の支払金額×12か月×支払期間
=4555万7799円

・合計
=総支払額-住宅ローン控除
=4556万円-366万円
=4190万円

入居後に必要な費用(50年計算):

・固定資産税 7万円(年間)
・都市計画税 4万2000円(年間)
・50年で想定される修繕費 750万円

総支払額
=(固定資産税+都市計画税)×期間+修繕費
=(7万円+4万2000円)×50年+750万円
=1310万円

総額
=初期費用+住宅ローン支払い+入居後に必要な費用
=680万円+4190万円+1310万円
=6180万円

□どちらが向いているか決めるコツをご紹介します!

自分が賃貸と持ち家のどちらに向いているかを知るためのコツがあります。
ここからは、そのコツについてご紹介します。

1つ目は、損益分岐点について考えることです。
持ち家の場合、住宅ローンを完済するまでは住居費が多めになります。
しかし、完済後はメンテナンス費や固定資産税などの支払いだけなので、負担がかなり減ります。
一方で、賃貸は住み続ける限りずっと家賃の支払いが続きます。

そのため、これ以上の期間住むなら持ち家の方がお得という損益分岐点があります。
どちらに経済的メリットがあるかを判断しましょう。

2つ目は、貯蓄や収入状況について考えることです。
十分な貯蓄があったり、収入が安定していたりする場合は持ち家がおすすめでしょう。
一方で、収入が不安定な場合は引っ越しで家賃の支払額を調整できる賃貸がおすすめです。

3つ目は、自由度について考えることです。
賃貸の場合、すでにある物件からしか選べないため、間取りや設備に妥協したくない方には持ち家がおすすめでしょう。

4つ目は、引っ越しの頻度について考えることです。
引っ越しを頻繁にする場合、持ち家の検討は慎重に行いましょう。

□まとめ

この記事では、持ち家と賃貸について解説しました。
ご紹介したコツを参考に、自分にあった方を選択しましょう。
どちらにするかでお悩みの方は、本記事を参考にしていただけると幸いです。

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