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三重県四日市で注文住宅を手掛ける、CHECKHOUSE+四日市スタジオです。

 

本日のブログはシリーズ第9弾になります。

今日ご紹介致しますのは、弊社のギャラリーにも使用している樹木”カリン”のご紹介です。

カリンは別名赤いフローリングの女王とも言われ、東南アジアでは国樹や国花として古くから愛されてきました。

産地は主に東南アジアで、樹高17m~23m程のマメ科に分類される熱帯広葉樹になります。

 

日本でのカリンの歴史は、7~9世紀にかけて当時の中国に派遣されていた、遣唐使が日本に持ち帰ったのが始まりで

唐からもたらされたと言う事から、唐木と呼ばれ現在でも宝物として正倉院に収蔵されています。

唐木は他にも、紫檀、黒檀、白檀、鉄刀木などがあり、これらも熱帯地方から中国経由で日本に入ってきたとされています。

 

カリンの特徴はルビーのように美しい赤と、陶器のような木の硬さにあります。

その為、加工には特殊な技術と大変な手間を要します。

その分耐久性は抜群に良く、古い日本家屋でも大黒柱がカリンの場合は腐食が無いと言われています。

硬い事から、音の伝わりがいい事や狂いが少ない為、楽器にもカリンは使われています。

耐久性の高いカリンを家具にすれば、親から子へ、そして孫までと、長く使い続ける事ができるのも魅力の一つです。

他にもカリンは、ルミネセンスと呼ばれる蛍光現象を起こす木としても有名で

木屑を水に浸し紫外線を当てると、美しい青色に輝きます。

その神秘的な液体は昔、フランスやスペインで薬として飲まれていたそうです。

 

そんなカリンですが、今では住宅に対する付加価値の増加や、加工技術の向上により

多くの材木屋からフローリング材としても使われるようになってきました。

その赤く美しいフロアは、生活や人生にまでも活力を与えてくれるかもしれませんね。