自分らしい注文住宅を建てたい、でも資金面で不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に頭金の準備は、住宅ローンの借入額や返済期間に大きく影響するため、慎重に検討したいポイントです。
この記事では、注文住宅購入における頭金の重要性と、理想的な頭金の設定方法についてお伝えします。

□頭金設定のメリットとは?

現在は歴史的な低金利時代のため、頭金が少なくても注文住宅の購入は可能です。
しかし、適切な頭金を用意することには以下のようなメリットがあります。

1: 住宅ローンの返済負担を軽減できる

頭金を多く用意すれば、借入額が減るため月々の返済額を抑えられます。
また、金利負担も軽減されるため、トータルの返済額を減らせるのです。

2: 金利優遇を受けられる可能性がある

金融機関によっては、頭金の割合に応じて金利を優遇する制度を設けています。
例えば、フラット35では頭金10%以上で金利引き下げの対象となります。

3: 住宅ローンの審査通過率が上がる

十分な頭金を用意することで、借入額を抑えられるため、住宅ローンの審査に通りやすくなります。
特に転職が多いといった事情がある方は、頭金で信用度をカバーできるでしょう。

4: 建物完成前の資金を自己資金で賄える

住宅ローンの融資は建物完成後になるため、それまでに必要な土地代金や諸経費は自己資金で支払う必要があります。
頭金を十分に用意しておけば、スムーズに決済を進められます。

□注文住宅購入に必要な頭金の目安

では、具体的にどのくらいの頭金を準備すればよいのでしょうか。
一般的には購入価格の10〜20%が理想とされています。

例えば、3,000万円の注文住宅なら300〜600万円、5,000万円の場合は500〜1,000万円が目安です。
つまり、住宅ローンは物件価格の80〜90%で組むことになります。

これは、金融機関が年収や家族構成、借入期間などから返済負担率を算出し、その範囲内で融資額を設定するためです。
金利負担も考慮されるため、借入額が購入価格の80〜90%になることが多いのです。

また、頭金とは別に諸経費の準備も忘れてはなりません。
注文住宅の場合、各種手数料や税金で購入価格の3〜6%ほどかかります。

3,000万円の注文住宅なら、諸経費は90〜180万円が見込まれます。
つまり、頭金20%の600万円と合わせて、690〜780万円の自己資金が必要になるのです。

□まとめ

注文住宅の購入では、適切な頭金の設定が返済負担の軽減や金利優遇、ローン審査通過などに繋がります。

一般的な頭金の目安は購入価格の10〜20%で、3,000万円の注文住宅なら300〜600万円です。
これに加えて、諸経費として90〜180万円の準備も必要になります。

将来の住宅購入計画に基づいて、計画的に頭金と諸経費の貯蓄を進めることが重要です。
無理のない資金計画で、夢の注文住宅を実現しましょう。

四日市周辺で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。