近年、平屋住宅が人気を集めています。
これまでの古風で野暮ったいイメージが、現代的でスタイリッシュな建物という認識に変わりつつあり、若い世代や子育て世代にも支持されています。
今回は平屋モダンの特徴とおしゃれな間取りのポイントについて解説します。
家づくりの参考にしていただけると幸いです。

□モダンでおしゃれなテイストの特徴とは

人気があるモダンテイストは、バリエーションが豊富。
自分好みのテイストを見つけてアレンジするのも家づくりの楽しみのひとつです。
ここからは、モダンテイストとその特徴を解説します。

＊シンプルモダン


いくつかあるモダンテイストの中でも定番といえるのがシンプルモダンテイスト。
直線的なデザインと無機質な素材感に、ホワイトとブラック、その混合色で構成される無彩色の色使いが特徴的です。
シンプルで飽きのこないデザインは、幅広い世代から支持されています。
無駄をそぎ落とした、機能的でスタイリッシュな暮らしをしたい人には、シンプルモダンテイストの平屋がおすすめです。

＊ナチュラルモダン


近代的でシャープなモダンテイストの中に無垢材など自然素材を取り入れたあたたかみを感じられるデザインです。
木と無機質な素材の割合によってかっこいい雰囲気にも優しい雰囲気にもすることができます。
リラックスしやすいナチュラルモダンな平屋は子育て世帯に特に人気があります。

＊和モダン


古くからつたわる和風デザインと、洋風に近い現代的でスタイリッシュなテイストを融合させたデザイン。
木や竹、珪藻土の天然素材を多く使用しつつ、ベッド、クローゼット、カーテンや照明など、従来の和室にはみられないアイテムを取り入れて作られています。
和室の落ち着きある雰囲気が好みだけれど、古く使い勝手が悪いのは避けたい、自然素材を用いた過ごしやすくリラックスのできる空間がほしい、そんなときに楽しめる空間として、近年人気が高まりつつあります。

＊アメリカンスタイル


玄関前の大きなカバードポーチや三角の切妻屋根が特徴の開放的なデザイン。
庭と一体化しやすいデザインはリゾートライクな平屋にしたい方におすすめです。
おしゃれで存在感のある外観は一般的な日本の住宅にはない魅力があり、真っ白な外壁や海を感じさせる淡いブルーなど自由にカスタマイズすることが可能です。

□おしゃれでモダンな間取りのポイントとは

モダンなデザインを完成させるうえで重要なポイントは、形状・素材・色となります。
家の形状・外壁・屋根・内装・外構など家づくりのどの場面にも活用できるポイントなので、ぜひ知っておきましょう。

1．直線
モダンを表現するうえで重要となる要素は、直線。
「モダン」には「現代風」という意味があり、住宅建築で古来から使われてきた木等の自然素材よりも、金属・ガラスなどの素材が多く使われます。
従って、直線の形状を意識した上でデザイン作りをしましょう。

2．色使いの工夫
モダンな雰囲気の家に使用する畳や襖、漆喰といった素材は比較的落ち着いた色が多くなります。
内装を決めていく際は茶色やベージュ、若草色、オフホワイト、ライトグレーといった彩度の低い色を選び、和の柔らかさを活かす工夫をしてみるのも良いでしょう。

3．外構にこだわる
モダンな平屋は、シンプルさや無機質なデザインを追求するが故に単調になってしまうこともあります。
そこで、庭や植栽にこだわることで、シンプルな空間がより美しく映えるようにすることが大切なのです。

窓越しに緑が見える庭を作ったり、敷石を並べることを意識したりするだけでも雰囲気が変わります。
室内から緑が見えることで、開放感とあたたかみのある空間を演出できます。
敷石には白や黒、グレーなどの御影石を使用し、周りには白や黒、ベージュなど砂利を敷き詰めると、色と質感のコントラストをいかしたモダンな空間を演出できるでしょう。

□平屋づくりのポイントとは

まずは、多様性を意識しましょう。
注文住宅を新築するなら家族構成はもちろん、子育てや共働き、テレワークなどご家族の多様なライフスタイルに合わせた効率的な間取りや動線づくりを心がけましょう。
伝統的な生活様式やデザインを参考にしたモダン平屋ですが、現代の豊富な間取り実例を参考に、ご家族にとっての理想の快適性を追求して検討することをおすすめします。

次に、将来を見据えた計画を立てましょう。
新築時は、目先の希望や生活に焦点が当てられがちですが、子供部屋や収納など、ご家族のライフステージの変化にともない、不要な部屋が出てくるケースも考えられます。
数十年後の暮らしまで見据えた、視野の広い柔軟な間取り設計が大切です。

□まとめ

家を建てるときは、目先の生活スタイルを重要視しがちになります。
しかしながら、人間の生活スタイルは生涯変化しないわけではありません。
子供部屋が複数ある家が理想だけれど、数十年後にはワンフロアで夫婦穏やかに暮らせる家が欲しくなることも考えられます。
家はそう何度も建てられるものではないため、将来の生活スタイルも見据えた計画が大切です。

当社は四日市周辺で家づくりのお手伝いを行っております。
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