皆様こんにちわ(^^♪

三重県四日市で注文住宅を手掛ける、CHECKHOUSE+四日市スタジオです。

 

本日のブログはシリーズ第6弾になります。

今日ご紹介致しますのは、前回の記事に続きまして

木の種類について少しお話致します。

 

建築において、長い歴史がある中で、様々な木が建材として使われてきました。

前回の記事でも書きましたが、建材に使われている木は、産地、用途、特性、歴史にそれぞれ違いがあります。

今日はその中から、前回ご紹介しました三大銘木の”チーク”と並ぶ

三大銘木の一つ”ブラックウォルナット”をご紹介します。

 

ブラックウォルナットはクルミ科に分類され最大で20メートル程の大きさに成長します。

産地はヨーロッパ一や北アメリカが多く、皆様がよく目にする、クルミの実をつける事でも有名です。

樹高自体はそこまで大きい木ではないのですが、この木が三大銘木の一つになる最大の理由は、その深みのある独特の色が大きな理由です。

その重厚感のある、落ち着いたチョコレートのような色合いは、古くから数多くの最高級家具などに使われてきました。

今でも、価格が高価なことから、プリントで代用した家具や塗装で色味を出した家具も多く出回っています。色のみの表現で使われることも少なくありません。

ブラックウォルナットは独特な色味から、高級感と重厚感を出すのには最適な木材で、あのアメリカ大統領の演説台もこの木が使われています。

もちろんフロアに使った時も、そのお部屋の雰囲気をぐっと引き出してくれます。

そんな、ブラックウォルナットですが弱点もあります。

それは、虫に弱い所と、粘り気が少ない為小さな加工が難しい所です。

なのでこの木が柱や土台などの構造体に使われることは少なく、室内での使用や家具での使用がほとんどです。

しかし、高級な木だけあり、その虫食いの跡ですら味というデザイナーも少なくはありません。

数多くのデザイナーを虜にし、世界各国で古くから愛されてきた銘木。

自分の家に、使ってみるのも面白いかもしれませんね。