アクセントクロスを効果的に利用すると、理想のイメージにあった部屋のテイストに仕上げることができます。
しかし、選び方を間違えると、イメージ通りに仕上がらず「失敗した」と後悔することにも。
今回は、新築クロスの基本的な選び方と後悔例を紹介します。
ぜひ、家づくりの参考にしてください。

□新築クロスの基本的な選び方とは

まずは、どのような雰囲気の部屋にしたいのか考えた上で、方向性を定め、イメージに合う壁紙選びをしていきます。
理想の部屋とイメージが近い施工例の写真を準備すると、よりイメージに近づけやすくなります。

この際、インターネットやSNSツールを用いて調べるとお気に入りの壁紙に近づきますよ。

ベースとなる壁紙を選ぶ際に大切なのは、床材や建具、家具などと調和する壁紙選びです。
下に濃い色を、上に薄い色を選ぶとバランスの良い空間ができ、壁と天井には同じ壁紙を選ぶのが一般的です。
壁紙はこまめに張り替えを行うものではないので、流行しているものよりは、シンプルな壁紙を選んだ方が、部屋のバランスやシンプルさでも長く使えるでしょう。

次に、部屋別のクロス・壁紙の選び方を簡単に解説します。

*リビング

お洒落な壁紙を使いたいという方が多いのですが、リビング以外のお部屋と同じ壁紙でも一向に構いません。
センスや好みは人それぞれですが、人が集まる「リビング」というスペースでは落ち着いた配色が基本となります。

*和室

和室の壁紙も「選ぶのが難しい」と感じる部屋の1つです。
ビニールクロスでは無く「和紙」や「じゅらく」などの壁紙も良く使われます。
参考にしてみてください。

*トイレ

消臭機能がついた物が人気ですが「柄のある物」や「色のついた壁紙」でお洒落にしたいという方も多くいます。

*洗面所

洗面所はお風呂が近く「カビ」が気になるスペースです。
最近は防カビ機能が付いている壁紙もあるので選んでみましょう。

□アクセントクロスの後悔とは

クロスは部屋の印象を大きく変えてしまうので、内装をデザインする上で非常に大切な要素となります。
今回はアクセントクロスの後悔事例を紹介します。

1つ目は、飽きてしまうことです。
家の壁紙は、シンプルな色にする事が多く、その一部の壁や天井にアクセントで、自分の好きな色や柄のクロスをアクセントとするのが一般的です。

人間は心理学的にも、何度も同じ景色を見ていると飽きてしまいます。
そのため長時間いる事が多いリビングよりも、クローゼットの中や家事室、トイレの中など長時間はいない場所への採用がおすすめです。

2つ目は、安っぽく感じることです。
注文住宅のメリットは、お客様が自分の好みにできること、逆にいうと、お客様のセンスが表れるため、選ぶ素材や色柄はしっかり選ぶ必要があります。

失敗する事例として多いのが、花柄や目立つ色のアクセントクロスにしてしまうパターンです。
素敵と感じがちですが、実際に生活をしていくと飽きっぽく安っぽく感じてしまい、部屋のバランスが崩れてしまうこともあります。

3つ目は、安易に考えていたことです。
失敗したら「張り替えればいいや」と考えがちですが、実際は張り替えるのに「出張費」「材料費」「施工費」と費用が多くかかってきます。
いざ見積もりを提示されると張り替えるのに、ためらってしまうかもしれません。

よって、安易にすぐに張り替えられるものではないため、しっかりと検討した上でクロスや壁紙を選ぶようにしましょう。

□新築アクセントクロスの選び方とは

1つ目は、アクセントクロスは部屋の壁全体の2から3割までに抑えましょう。
アクセントになるクロスは、部屋が4面の壁があるとすると1面程度までに抑えてください。
選ぶ面はできるだけ窓や建具などの開口部が少ない面を選ぶことがおすすめです。

2つ目は、色のイメージの理解です。
暖かいイメージを演出したいなら暖色系を、クールな雰囲気にしたいなら寒色系を選びましょう。
各部屋の用途に沿った色を選ぶと住み心地が良くなるでしょう。

また、暖色と寒色以外の色を中間色と言い、双方のイメージを備え、周囲の色と調和しやすい点があります。

3つ目は、メリハリをつけることです。
アクセントクロスを検討する場合、全体のクロスの色はシンプルが多いのではないでしょうか。
部屋の壁3面が白で、残りの1面を同系色のベージュやグレーなどにしてしまうと、印象がほとんど変わらないため、狙った効果を得られません。
メリハリをつけるためにも、基本の壁の色と異なる系統の色を選ぶようにしましょう。

□まとめ

クロス選びはサンプル帳を片手に悩み始めると、出口が見つからなくなってしまうこともあります。
家づくりのイメージを明確にし、後悔しない家づくりにしましょう。
当社は四日市周辺で家づくりのお手伝いを行っております。
安心で納得の家づくりをサポートさせて頂きますので、相談したいことがございましたら、当社までお気軽にご連絡ください。