皆様こんにちわ(^^♪
三重県四日市市で注文住宅を手掛ける、CHECKHOUSE+四日市スタジオです。
太平洋沖に台風12号が発生したようで、日本列島を通過する予報が出ていますね。
今後の進路が気になりますが、大事に至らない事を願います。
さて本日のブログになります。本日は薪ストーブのご紹介です。
もともと、山小屋や北欧の国、バンガローやコテージのイメージの強い薪ストーブですが、
近年、エコロジーへの関心や、建築技術の向上、自然エネルギーの着目。
さらには、薪ストーブでしか出せない雰囲気、アウトドアやDIYへの関心などから、薪ストーブが注目されています。
そんな薪ストーブですが、弊社でも取り入れている例がいくつかございます。
そこで今回は、新築に薪ストーブを取り入れた際のメリットやデメリットについていくつかご紹介致します。
理解をした上で、是非ご参考にしてみてください。
まずはメリットの方からご紹介致します。
・遠赤外線・輻射熱効果
遠赤外線の効果は何となく皆様ご存知だと思いますが、薪が炭になり芯まで体を優しく暖めます。さらに、器の金属部分も温められ輻射熱の効 果で優しい暖めさが継続します。薪ストーブのような自然の暖房器具は、エアコンや石油ファンヒーターのように空気を暖める物ではないので、人の体に優しいものと言えるでしょう。
・リラックス効果
上記でも述べたように、薪ストーブは自然の暖房器具になります。優しい暖かさは体だけではなく心まで癒してくれます。そしてそれは視覚的効果も非常に高く、炎を見つめる事がキャンドルやキャンプファイヤーと同じく、心を満たし、リラックス効果があるとされています。
・インテリアとして
薪ストーブはその見た目から、お部屋の雰囲気をぐっと引き出してくれます。リビングに薪ストーブが一つあるだけで、マイホームに非日常的な空間を作り出してくれます。さらに、ヴィンテージな雰囲気やインダストリアルな雰囲気を作り出すのにも最適。マイホームをヴァケーションに変えてくれます。
・エコロジー
薪ストーブで使用する木質燃料は、薪、廃材、炭などからなるいわゆる木になります。燃やすときにCO2を排出しますが、石油系燃料などとの大きな違いは、もともと多くの酸素を生み出していた事にあります。燃やす木の樹齢や薪の種類にもよりますが、木は燃やす時に排出するCO2と長年にわたり生み出した酸素が木によっては無になります。したがって限りなくカーボンニュートラルな状態に近づく事が出来ます。
逆にデメリットとしてあげられるのが
・ご近所問題
薪ストーブで挙げられる問題の一つですが、木質燃料を使う場合、多かれ少なかれ煙が発生します。密集した住宅街や風上の家の場合は近隣トラブルに発展してしまう可能性があります。薪ストーブを検討する前に、建築地の地形や周辺環境、風の流れなどはチェックが必要になるでしょう。
・遮熱対策・間取りの制限
薪ストーブは高い熱と輻射熱を発します。それによってお部屋を暖めるわけですが、周囲の壁や使う断熱材の種類によっては、熱に弱い素材もございます。火災の発生を防ぐために、建築基準法でも決まりがございます。したがって周辺の壁などに遮熱対策を施さなければなりません。薪ストーブ自体にも遮熱版がついたものも今では出回っていますが、比較的高価な物が多い傾向にあります。そして前文でも述べたように、薪ストーブは高温になります。周囲に物が置けない為、広いスペースが必要になります。狭小地や狭い部屋の場合、薪ストーブの設置自体が不可能な場合もございます。
・すぐには暖まらない
薪ストーブの場合、木質燃料を燃やす所から始まります。エアコンのようにボタン一つで暖まるわけではございませんので適温になるまでに時間が掛かります。これも醍醐味の一つではありますが、かわいいや楽しいと思えない場合はお勧めしません。
・メンテナンス
ここまでも申し上げてきましたが、薪ストーブの燃料は木質燃料です。煙も出ますが、煤も出ます。構造上、室内に煤が出る事はほとんど無いのですが、煙突の中には煤はたまっていきます。使い続けて掃除をしないと煤が空気の流れを遮り、煙突部が高温になってしまい火災に発展する恐れもございます。しっかりとしたメンテナンスが必要になります。
今回は、メリット・デメリットともに5つの例を挙げさせて頂きましたが、皆様いかがでしたでしょうか?
実際、薪ストーブへの憧れをお持ちの方も多いのではないでしょうか?私たちも依頼される事は多くございます。
確かに、薪ストーブの非日常的な空間と優しい暖かさ、そこに、家族や友人たちが自然に集まり、温かいコーヒーを飲みながら会話を楽しむ。
本当に素晴らしく、かけがえのない時間に思えます。
しかし、そこには火を起こす手間と、日々のしっかりとしたメンテナンスがあるからこそ特別な時間が作られるのです。
その両方の部分を踏まえた上でご検討して見て下さい。
日常を”ヒュッゲ”に変える為ならば、私には手間も努力もかわいいと思えます。