平屋を建てることを検討していて、老後の暮らしや家族みんなが快適に過ごせるバリアフリー住宅を希望しているみなさん。
バリアフリー住宅の間取りや費用、ハウスメーカー選びに不安を感じているのではないでしょうか。
今回は、バリアフリー住宅の選び方、間取りづくりのポイント、費用相場を紹介し、安心して平屋のバリアフリー住宅を建てるための情報を提供します。
目次
□平屋バリアフリー間取り|失敗しないための間取りづくりのポイント
平屋バリアフリーの間取りを考える際に押さえるべきポイントはたくさんあります。
後悔のない間取りづくりを実現するためには、以下の点を意識することが重要です。
1: 段差の解消
バリアフリー住宅において最も重要なのは、段差の解消です。
平屋であっても、玄関、リビング、寝室、トイレ、浴室など、各部屋の間に段差がある場合があります。
車椅子利用者や高齢者の場合、小さな段差でも大きな負担となるため、段差をなくしたり、スロープを設置したりする必要があります。
2: 動線の確保
バリアフリー住宅では、スムーズな移動が可能な動線を確保することが重要です。
廊下や通路は、車椅子が通れる広さ(最低でも90cm)を確保し、曲がり角は緩やかなカーブにするなど、移動しやすいように工夫しましょう。
3: 収納スペースの確保
高齢になると、物の出し入れが難しくなることがあります。
そのため、収納スペースを多く確保し、使いやすいように工夫することが大切です。
収納スペースは、手の届きやすい場所に設置したり、引き出し式やスライド式の収納を採用したりするなど、使いやすい工夫を取り入れましょう。
4: 住宅性能の向上
バリアフリー住宅は、高齢者や障害者が快適に暮らせるように、さまざまな性能が求められます。
断熱性・気密性が高い住宅は、室温が安定しやすく、冷暖房効率も高いため、快適な生活を送ることができます。
また、防音性も高く、生活音によるストレスを軽減できます。
5: ライフスタイルに合わせた設計
バリアフリー住宅は、住む人のライフスタイルに合わせて設計することが重要です。
例えば、車椅子を利用する場合は、車椅子がスムーズに移動できる広さと動線を確保する必要があります。
また、高齢者の場合は、手すりや滑り止めなど、安全に配慮した設計が必要です。
□平屋バリアフリー住宅の費用相場とシミュレーション
バリアフリー住宅の費用は、通常の住宅に比べて高くなる傾向があります。
これは、バリアフリー設計に必要な設備や工事費用が加わるためです。
1: バリアフリー住宅の費用相場
バリアフリー住宅の費用相場は、広さや土地にもよりますが、ローコストであれば1,000万円前後、ハイコストであれば3,500万円前後となっています。
リフォームの場合、平均400万円から500万円ほどで、大掛かりな変更となる場合は1,000万円ほどかかります。
2: バリアフリー住宅の費用シミュレーション
ここでは、バリアフリーの平屋、3LDK30坪建てた際のシミュレーションを紹介します。
【例】平屋35坪の3LDKを建てた場合
建築費用合計:約3,025万円
<内訳>
・基本工事費:1,800万円
・付帯工事費(玄関部分の勾配、階段、浴槽のバリアフリー化、手すり、スロープ):400万円
・外構費(ガレージ、他最低限、植栽は除く):200万円
・設計料、経費:350万円
・消費税:275万円
※あくまでもシミュレーションです。
お住まいの地域の土壌によって変動するのでハウスメーカー・工務店に確認しましょう。
□まとめ
平屋バリアフリー住宅は、高齢者や障害者が快適に暮らせるだけでなく、家族みんなが安心して過ごせる住まいを実現できます。
間取りづくりのポイントとしては、段差の解消、動線の確保、収納スペースの確保、住宅性能の向上、ライフスタイルに合わせた設計を意識することが大切です。
費用面では、通常の住宅に比べて高くなる傾向がありますが、長く安心して住み続けられることを考えると、決して高い買い物ではありません。
バリアフリー住宅の建築を検討している方は、ぜひこの記事を参考に、理想の平屋バリアフリー住宅を実現してください。
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