快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方のの中には、住宅のメンテナンスについて知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住宅の維持には、毎年のように発生するランニングコストだけでなく、数年~数十年単位で発生するメンテナンス費用も必要です。
本記事では、住宅メンテナンス費用の外壁材ごとの目安と住宅メンテナンス費用を抑える方法についてご紹介します。
目次
□住宅メンテナンス費用の外壁材ごとの目安
住宅のメンテナンス費用の中でも、特に高額になりやすいのが外壁のメンテナンスです。
外壁のメンテナンス費用は、使用する外壁材の種類や劣化状況によって大きく変わります。
ここでは、外壁材別に10年間のメンテナンス費用を比較して解説していきます。
1: タイル
タイルは、耐久性が高く、メンテナンスフリーと言われることが多い外壁材です。
しかし、タイルそのものは劣化しにくいですが、目地(タイルの隙間)の劣化や、タイルの剥がれなどの補修が必要になる場合があります。
目地のメンテナンスや補修費用は、10年間で平均20~30万円程度かかります。
2: サイディング材
サイディング材は、タイルに比べて価格が安く、デザインも豊富なので人気があります。
昔のサイディング材は、10年経たないうちに色褪せたり、ひび割れが発生したりするものが多かったですが、近年では塗膜コーティング技術の向上により、15~20年はほぼ色褪せや劣化しないものが主流となっています。
しかし、サイディング材の目地は、タイルよりも劣化が早く、7~10年ほどでシーリング材の交換が必要になります。
シーリング材の交換費用は、35坪前後の住宅で15~25万円程度が平均相場です。
3: 吹き付け
吹き付けは、モルタルを吹き付ける外壁材です。
モルタルは、吸水性が高いため、雨水が浸透しやすく、ひび割れやコケの発生など、劣化しやすいというデメリットがあります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要で、10年間で平均50~70万円程度かかります。
□住宅メンテナンス費用を抑える方法
1: 耐久性の高い建材や施工方法を選ぶ
メンテナンスの頻度を減らすために、耐久性の高い建材や施工方法を選ぶことが重要です。
建築の際に、破損した部分のみを交換できる材料や、ひび割れに強い素材を使用することで、将来的なメンテナンス費用を抑えられます。
初期投資が多少高くなっても、後々の手間と費用を節約できるでしょう。
また、修理費用が高額になる特殊な部品や、修理業者が限られるような部品は避け、ロングセラーの商品を選択することも効果的です。
2: 劣化が目立ちやすいものを避ける
特に、水廻りやドア、床などの日常的に使用される部分では、劣化が目立ちやすいものを避けるようにしましょう。
さらに、家の耐久性を向上させるためには、シロアリ対策も重要です。
定期的な床下の点検や、シロアリの侵入を防ぐ対策を行うことで、家の寿命を延ばせます。
3: 庭の手入れをする
庭の手入れも重要です。
木の根が家の基礎部分に影響を与えることがあるため、定期的な雑草の除去や植物の管理を行うことで、家の寿命を延ばせます。
さらに、補修が必要な箇所が見つかった場合は早めに修理することが重要です。
放置すると修理費用が増える可能性があるため、早めの対応が必要です。
4: 耐震性や断熱性に優れた素材を使用する
また、耐震性や断熱性に優れた素材を使用してリフォームを行うことも有効です。
地震や天候の影響を受けやすい日本では、耐久性のある家を建てることが重要です。
建築技術や建材の進化に合わせて、定期的なリフォームを検討することも大切です。
□まとめ
外壁のメンテナンス費用は、使用する外壁材の種類によって大きく異なります。
耐久性の高い建材や施工方法を選ぶなど、住宅メンテナンス費用を抑える方法を参考に、定期的なメンテナンスを行い、快適で暮らしやすい家にしましょう。
四日市周辺で 家づくりをご検討中の方はぜひ一度当社にご相談ください。