夢のマイホームを計画する時間は人生でも最も希望に満ちた瞬間ともいえます。
しかし、住宅作りは何もかもが自由自在に決められるわけではなく、さまざまな制限を守らなくてはなりません。
不動産や住宅についての知識がない方が、自身の理想の住宅や土地を計画する際に不可欠な知識が「建ぺい率」です。
この記事では、建ぺい率の基本や計算方法、そして建築計画におけるその重要性についてわかりやすく解説します。
目次
□住宅の建ぺい率の基本!敷地利用の鍵とは?
*建ぺい率の意味
建ぺい率は、建築面積が敷地面積に対して占める割合を示す指標です。
建築面積は、建物を上から見た際の面積であり、外壁や柱の中心線に囲まれた部分の水平投影面積を意味します。
ただし、一定の範囲を超える庇(ひさし)や軒は建築面積から除外される点に注意が必要です。
建築物の占有面積を規制することで、日照や通風、防火などの環境保全を図るのが目的です。
*建ぺい率の具体的な計算方法とは?
建ぺい率は、基本的に「建築面積を敷地面積で割って100をかける」計算式で求められます。
地階で地盤面上で1メートルいかにある部分は、建築面積に含めないことには、注意しましょう。
*役割と制限
建ぺい率は、敷地内に一定の空地を保つことで、快適な生活環境を維持すると同時に、安全性を確保するための制度です。
建築計画において、この割合を把握し遵守することは、計画の実現可能性を左右する重要な要素だといえます。
□建ぺい率と容積率の違いは何?建ぺい率の計算方法を解説!
建ぺい率と容積率について、3つのポイントから違いを見ていきましょう。
1:建ぺい率と容積率の基本的な違い
建ぺい率は敷地面積に対する建築面積の割合を、容積率は敷地面積に対する延べ床面積の割合を示します。
それぞれの比率は、建築物の大きさや密度を規制し、敷地の利用度を決定する上で重要な役割を担います。
どちらも、不動産や建築計画における重要な指標であるため、適切に理解し活用することが重要です。
2:計算方法と影響
・建ぺい率
建築面積を敷地面積で割って100かける
・容積率
延べ床面積を敷地面積で割って100かける
2つの計算方法は、「何を割るか」が異なります。
どちらもパーセントで表しますが、元となる面積が違うことには注意しましょう。
3:制限と条件
市町村ごとに定められた建ぺい率と容積率の制限を超えない範囲で建築計画を立てることが求められます。
特定の条件下では制限が緩和されている倍もありますので、必ず確認しましょう。
用途地域によって異なるこれらの制限を理解することが、計画の成否を左右します。
□まとめ
建築計画において、建ぺい率の理解は欠かせません。
建ぺい率の基本概念や計算方法、および建築計画におけるその役割と制限について理解し、失敗しない住宅づくりを目指しましょう。
当社は四日市周辺でお客様の家づくりを全力でサポートしております。
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