キッチン周りをすっきりと保ち、毎日の家事をスムーズに行いたい。
そんな思いから、パントリーを設けるご家庭が増えています。
しかし、単に収納スペースを設けるだけでは、かえって使い勝手が悪くなってしまうことも。
どこに、どのように配置するか。
特に、日々の暮らしに欠かせない「動線」を考慮した計画が、快適なキッチン空間を実現する鍵となります。
パントリー配置動線はどう決める
キッチンとの連携
調理中の動作をスムーズにするためには、キッチンとの近さが重要です。
食材や調理器具をパントリーから取り出す動作は、調理作業の一部となるため、キッチンとの移動距離が短いほど効率が上がります。
例えば、シンクやコンロのすぐそばにパントリーの入り口があると、必要なものをサッと取り出せるでしょう。
調理作業スペースと保管場所を無駄なく機能的に配置することが理想的です。
玄関からのアクセス
買い物から帰宅した際の動線も、パントリーの配置を考える上で大切なポイントです。
玄関や勝手口からパントリーへ直接アクセスできると、重い荷物を持って長距離を移動する手間が省け、スムーズに食材を収納できます。
玄関、シューズクローク、パントリー、キッチンが一直線に繋がる間取りは、効率的な帰宅動線となります。
また、パントリーを通り抜けられるウォークスルータイプにすると、キッチンだけでなく他の部屋へのアクセスも兼ねられ、家全体の回遊動線が生まれることもあります。

パントリー配置の失敗しない注意点
広さと収納計画
パントリーの広さは、収納したい物の量や種類、そしてご家庭のライフスタイルによって異なります。
棚の奥行きは30〜45cm程度が使いやすく、深すぎると奥のものが取り出しにくくなるため注意が必要です。
また、間口やパントリー内の通路幅も、人が無理なく移動し、物の出し入れができる十分なスペースを確保することが大切です。
0.5帖から3帖程度が一般的とされていますが、大きすぎると空間を持て余し、小さすぎると物が収まらなくなるため、収納計画をしっかり立て、適切な広さを見極めることが失敗しないためのポイントとなります。
通風や湿気対策
パントリーは、食品や調味料などを保管する場所であるため、湿気や臭いがこもらないように配慮が必要です。
特に、開口部が一つしかないウォークインタイプの場合、空気の循環が悪くなりやすい傾向があります。
通風のための換気口や窓を設けること、扉を設けないオープンタイプや通り抜けできるウォークスルータイプにすることなどが対策として挙げられています。
これにより、カビの発生や食材の傷みを防ぎ、衛生的な空間を保つことができます。

まとめ
パントリーの配置は、キッチンの使い勝手や日々の家事効率に大きく影響します。
調理時のスムーズな動線を確保するためキッチンとの連携を重視しつつ、買い物の際の利便性を高めるために玄関からのアクセスも考慮することが重要です。
また、収納計画をしっかり立てて適切な広さを確保し、湿気対策など細部にも注意を払うことで、機能的で快適なパントリー空間が実現します。
これらの点を踏まえることで、より暮らしやすい住まいづくりに繋がるでしょう。
