平屋の注文住宅をお考えの方はいらっしゃいませんか。
近年、平屋の住宅デザインの中で片流れ屋根の人気が高まっています。
片流れ屋根とは、その名の通り傾斜面が片側一つの屋根です。

おしゃれなデザインで人気の屋根ですが、メリットやデメリットが存在します。
今回は、そんな片流れ屋根についてご紹介します。

□片流れ屋根のメリットとは?

片流れ屋根は外観がシンプルでおしゃれという理由で人気ですが、それ以外にも様々なメリットがあります。
ここではそのメリットについてご紹介します。

メリットの1つ目は、建設費が安くなるということです。
シンプルで洗練されたデザインは見た目のおしゃれさだけでなく、建設コストも抑えられるというメリットもあります。
理由として、片流れ屋根では構造上雨どいを設ける方向が1つのみで済むことが挙げられます。
そのため、建設費を抑えたい方にはおすすめの屋根と言えますね。

2つ目は、広々とした屋根裏が確保できるということです。
屋根裏という大きな収納スペースを確保することで、生活空間をよりすっきりと保てるでしょう。

3つ目は、太陽光パネルを設置しやすいということです。
近年片流れ屋根と同様に人気であるのが太陽光による自家発電です。
片流れ屋根では一つの大きな面が確保できるため、太陽光パネルを通常の屋根に比べて多く設置できます。
また、傾斜の向きを南向きに工夫することで、非常に効率的に太陽光発電ができるでしょう。

□片流れ屋根のデメリットとは?

メリットを紹介したところで、ここからは片流れ屋根のデメリットについてご紹介します。

1つ目に挙げられるのは、雨に弱いということです。
片流れ屋根の住宅は、ほかの屋根に比べて雨漏りがしやすいというデメリットがあります。
雨水が屋根の傾斜の逆方向に入ることで、家の壁の隙間に入り込んでしまうため注意しましょう。
これを避けるためには、透湿ルーフィングを屋根から伸ばし、壁と屋根の部分へ巻いて雨水の侵入を予防するのがおすすめです。

2つ目に挙げられるのは、雪国に住まれる方にはおすすめできないということです。
片流れの屋根は屋根に降ってくる雪が片方のみに流れます。
場合によっては一気に大量の雪が落ちてくることがあり、事故につながる恐れがあるため注意が必要です。

□まとめ

今回は、今人気の片流れ屋根のメリットとデメリットについてご紹介しました。
デメリットはあるものの、現代的なデザインと多くのメリットを考えれば非常におすすめできるデザインです。
今回ご紹介したメリットやデメリットが理想の住宅作りの参考になれば幸いです。